メタボリックシンドロームとは (QI 23) → 問17 (第7章)

心血管疾患を起こす前の予防概念。
日本での診断基準
腹囲径 男 85cm以上  女90cm以上
これに加えて, 以下の2項目以上に該当
脂質異常
TG値  150mg/dl以上
HDLコレステロール  40mg/dl以下
高血圧
収縮期血圧 130mmHg 以上
拡張期血圧 85mmHg 以上
高血糖
FBS  110mg/dl 以上

特定健診・保健指導について (QI 24)

2008年4月より,40歳以上の被保険者・被扶養者を対象に特定検診を開始。
メタボリック症候群またはその予備軍と判定された人には保健師や管理栄養士による保健指導が与えられる。

内臓脂肪の悪玉構造 (QI 25) → 問20

分解されて生成されたFFAが肝臓に流入すると, 肝臓のインスリン感受性が
低下すし、高インスリン血症を発症させる。
全身に流れたFFAが中性脂肪を合成して脂質異常症を発症させる。

肥満の種類 (QI 26) → 問32

BMIで判定される。
日本では BMI 25以上 を肥満としている。

単純型肥満

原因となる疾患が特定されない。
食べ過ぎや運動不足が原因の肥満。

症候性肥満

特定の疾患が原因となる肥満。
クッシング症候群など。

肥満症の定義と疾病リスク (QI 27)

肥満が原因で生活習慣病などが発症して治療を要する状態を, 「肥満症」という。
肥満, 脂質代謝異常, 高血糖値, 高血糖,という危険因子のうち3つ重なると 、一つもない人に比べて, 約35倍の確率で動脈硬化を発症する。
肥満自体が, 他のリスクファクターの原因になる。

痩せすぎもまた危険 (QI 28)→ 問33

BMIと疾患リスクのグラフは, Uカーブを描いており, 痩せすぎも疾病率が高い。

体脂肪の分布と性差 (QI 29)

内臓脂肪の多い上半身肥満(りんご型)の方が, 皮下脂肪の多い下半身肥満(洋なし型)より, 疾患リスクが高い。
男は, 比較的筋肉量が多く, 腕・脚・胸に筋肉の蓄積があり, 体脂肪が蓄積できるスペースが少ないために ,腹部の内臓周辺に体脂肪が溜まりやすい。
女は, 出産の必要から腹部のスペースを空けておかなければならない。
腕・脚・胸および背や乳房に体脂肪が溜まりやすく, 特に臀部や大腿部には脂肪細胞が多い。

加齢と女性ホルモンの作用 (QI 30)

女性ホルモンは, 内臓脂肪の蓄積を抑制しながら, 臀部や大腿部といった下半身への体脂肪の蓄積を活発にしたり, 筋肉量が少なくても, 骨量の低下を防ぐ働きがある。
更年期以降の女性では,女性ホルモンの分泌低下から, 男性型の内臓肥満になりやすくなる。

ダイエットを助ける(?)褐色脂肪細胞の秘密 (QI 31) → 問6

白色脂肪細胞 (蓄積型)

細胞内に1つ大きな脂肪滴を持ち, 単胞性と呼ばれる。
皮下や内臓に蓄積される

褐色脂肪細胞 (代謝型)

細胞内に, 小型の脂肪滴が多数存在し, 多胞性と呼ばれる。
小児に多く、成長に従い現象し、成人期以降には腋下や肩甲骨周辺にわずかに存在する程度までに少なくなる。
熊などの冬眠する哺乳類に多い。

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