代謝の本来の意味 (Q26)→例題16 (第9章)

同化と異化を合わせて代謝という
同化とは摂取した栄養素から得られた小さい分子からエネルギーを使ってより大きな分子に変え、細胞の補修や修復, エネルギーの貯蔵を行うこと。
異化とは体内で大きな分子を小さな分子に分解してエネルギーを取り出す過程のこと
ヒトの体を構成する物質は常に入れ替わっている
粘膜修復には2日
皮膚は約1ヶ月
骨が全て入れ替わるには3年かかる

異化作用における代謝の種類 (Q27) → 例題27

基礎代謝 20度の室温で, 空腹時に、目を開けて横になり動かない状態の代謝量
睡眠時代謝 基礎代謝の0.8倍
食事誘導性体熱産生(DIT)
食事をした後、安静にしていても代謝量が増大すること。
食事に伴い, 消化, 吸収の過程で熱を産生し, エネルギーを消費すること。

基礎代謝の季節変動 (Q28) → 例題15

基礎代謝は, 気温によっても変動する。
冬は夏に比べて外気温が低く, 体温保持のために熱産生が活発になるため, 基礎代謝は多い。

セットポイント (Q29) → 例題26

長期間維持された体重は脳にセットポイントとして記憶されている。
ダイエット後の体重を長期間維持するには, セットポイントを徐々に移行させるために長い期間をかけて体重を減らすことが大切。

摂食中枢と満腹中枢 (Q30) → 例題25

摂食中枢は視床下部の背内側核、満腹中枢は視床下部に腹内側核にあるとされている。
食事制限を繰り返すと, 満腹中枢の反応が鈍り, 摂食中枢の反応が強くなる
さらに, 脳が交感神経の反応を低下させて消費エネルギーを節約しようとする。その結果, 太りやすい状態になる。

糖新生 (Q31)→ 例題38 (筆記)

糖以外の物質からグルコースを産生することを糖新生という。
体がエネルギー不足の状態に陥ると, グリコーゲン, 体脂肪, さらには筋肉を分解してグルコースに変える。
筋肉が減ると, 同じ動作でも, 消費エネルギーが減り, 基礎代謝も低下するので太りやすくなる。

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